フランキンセンス・乳香
古代には金よりも価値が高く取引され、現代に伝承されている乳香樹のボスウェリア・サクラ(Boswellia Sacra)から収穫される樹液を乾燥したもののことです。
英語名 ; Frankincense (フランキンセンス)
関税区分:Olibanum or incense (オリバナム、インセンス)
乳香樹は、日本の山々にある落葉樹と同じように、雨季・モンスーンシーズンには緑の葉を茂らせ、乾季・ドライシーズンには枯れ木の姿になります。



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収穫
フランキンセンスの農園は、オマーン・ドファール特別地区にあります。

フランキンセンス農園


乳香の原木に傷をつけて

そこから染み出してきたフランキンセンス樹脂を乾燥させてから収穫します。

収穫したばかりのフランキンセンス(グリーンホジャリ)

収穫したフランキンセンスは、ドファールの街”サラーラ”に集められます。
そこで選別され、オマーンの首都マスカットへと運ばれてゆき世界へ。

ドファールについて
ほとんど知られることのない、アラビア半島の秘境ともいえる地域は、オマーンとイエメンの国境付近にあります。
このドファールを紹介したドキュメンタリービデオがイギリスBBCにより制作されており、日本語のナレーションで見ることができます。

各種の有料配信サービスで視聴できます。
(以下タップ・クリックで番組へ飛びます。なお、料金などのサービス詳細は各配信会社へお問い合わせください)
聖書にも
乳香は、聖書の中にもたびたび出てまいります。
”3人の博士たちは、
「・・・母マリアのそばにいる幼い子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝箱を開けて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた」
(マタイによる福音書 第2章11節)
このように乳香の歴史は古く、古代より現代にいたるまでの長い時の流れのなかで、人々に癒しの香りを与えてくれています。